高齢者の異変に目配り 丹波で見守り隊発足

  • 2013.05.21 Tuesday
  • 12:26
高齢者の生活の異変をいち早く見つけようと、兵庫県丹波市は23日、同市役所で市内の12事業所と協定を交わし、「高齢者あんしん見守り隊」を発足させた。孤独死などを防ぐため、新聞販売店や郵便局、金融機関などが日ごろの営業の中で高齢者らの変化に目を配る。


 丹波市は4月末時点で65歳以上の高齢者が人口の約28・9%を占め、認知症の人も約2千人いるとされる。高齢者が地域で安心して暮らすため、客との接触が多く生活の変化に気付きやすい事業所に、市が協力を呼び掛けた。

 事業所は、ポストに新聞がたまっている、玄関が開き放し、訪問すればいつもはいるのに出会えないなどの変化に気付いた時に、「市高齢者あんしんセンター」へ連絡する。同センターは訪問したり、家族などと連絡をとったりして安否確認などを行うという。

 協定を締結した事業所の一つ、神戸新聞丹波販売店会の畑善章さん(41)は「戸別配達を行うという特長を生かして地域に貢献したい」と話している。(小尾絵生)
神戸新聞 2013/5/21

高齢者見守りで事業所と協定

  • 2013.05.21 Tuesday
  • 12:24
 高齢者の孤独死などを防ぐため、広島県熊野町と中国新聞熊野販売所などの町内5事業所が20日、見守り活動事業に関する協定を締結した。

 町役場であった式では三村裕史町長が「これを機に安全安心の町づくりの輪がさらに広がることを期待する」などとあいさつ。各事業所の責任者とともに熊野筆で署名した。

 協定は、町内で家庭を訪問する事業者が日常業務の範囲内で高齢者たちの異変を察知した時、町に連絡し声掛けをするなどの内容。子どもの悲鳴など虐待の可能性のある情報も通報する。町は活動に必要な支援をする。

 町には、自治会や町社会福祉協議会、警察、消防など9組織が見守りの在り方を協議する「高齢者等地域見守りネットワーク会議」があるが、見守りの実践を具体的に協定したのは初めて。

 ほかの締結事業者は次の通り。

 熊野郵便局、朝日新聞サービスアンカーASA熊野、読売新聞YC熊野・焼山販売所、広島ガス東部株式会社熊野支店。
中国新聞 2013/5/21

県営住宅、安否確認が好評

  • 2013.05.21 Tuesday
  • 12:23
JUGEMテーマ:孤独死


 県営住宅に入居する高齢者に電話し、安否を確認する県住宅供給公社の「高齢者テレフォン安心サービス」が好評だ。月2回、決まった曜日・時間にかかってくる電話に健康状態や、近況を話し込む利用者もいるという。

 「お体どうですか」「寒さが戻ってきましたが、外には出ましたか」――。5月1日午前10時半、静岡市葵区の同公社事務所で、小野寺幸生さん(41)ら2人の職員が、電話で高齢者に語りかけた。電話を心待ちしている入居者もいるといい、病院や、買い物の話など5分程度話し込む人も。小野寺さんは「優しい声でゆっくり話すよう心がけています」と話す。

 県営住宅に入居する65歳以上の高齢者のみの世帯は、2000年には1312世帯だったが、12年は3344世帯と約2・5倍に急増。孤独死も起きている。

 同公社は、入居者の情報を知る管理者の立場を生かし、体調不良などの変化を察知しようと、11年9月に電話による安否確認サービスを始めた。

 事務所から近い静岡市や沼津市、浜松市などの県営住宅に住む65歳以上の高齢者のみの世帯が対象だ。曜日や時間帯の希望を聞き、電話する日時を記したカレンダーを郵送する。利用料は無料で、「体調が悪い」などの内容は親族に連絡する。利用者の反応はおおむね好評だ。

 浜松市の県営住宅に妻と暮らす加藤伸吉さん(83)は「若い方が体をいたわってくれるので、つい話し込んでしまう」と話す。

 11年度は64世帯だった利用者数は、12年度は151世帯に増えた。このうち140世帯が希望し、13年度も事業は継続されることになった。今後は湖西市や熱海市など、事務所から離れた場所でのサービスも検討する。

 電話の安否確認サービスは、静岡市も今年4月から、市営住宅の80歳以上の一人暮らし世帯を対象に同様のサービスを実施している。
2013年5月20日 読売新聞

LEDで高齢者の安否確認 半田・岩滑、民家に設置

  • 2013.05.20 Monday
  • 12:15
 半田市の自治区「岩滑区」などが今月、高齢者だけで暮らす世帯など区内の民家六軒の軒先に、住人の安否を光の色で周囲に知らせる発光ダイオード(LED)を設置した。今後は対象世帯を増やし、住民同士がさりげなく互いを見守る関係の構築を目指す。

 LEDの色は、室内のスイッチで青とオレンジ色に切り替えられる。「日中は青、夜間はオレンジ色を住人がともす」と取り決め、近くの複数の世帯で互いに色を確認し合う。色が変わらない場合、その世帯の安否を確認する。

 一連のシステムは、京都市東山区の先進事業を参考に、防犯機器メーカーの協力を得て開発。愛称は、地元出身の童話作家・新美南吉の代表作「ごんぎつね」にちなみ、「ごんの灯(あか)り」と名付けた。

 LEDの後ろに白色の板を取り付け、光が反射して明るく見える工夫もした。機器の代金と設置費は当面無料で、LEDの点灯にかかる電気代は月額八十円ほど。実際に設置した高齢者からは「見守られているという安心感がある」との喜びの声が上がっている。

 東山区の事業を発案した京都女子大家政学部の山田健司准教授(55)が十八日、岩滑区民館で講演。孤独死の防止だけでなく、住民同士の交流の活性化や犯罪抑止などにも効果があると説いた。

 岩滑区参与の後藤章次さん(66)は「区の高齢化率は26%を超え、超高齢社会といえる。助成が終わっても事業を続けたい」と話している。

 この事業は、日本生命財団(大阪市)の助成を受けて進める「安住のまちづくり」の一環。地元のNPO法人「りんりん」、市社会福祉協議会なども協力している.

中日新聞 2013/5/19

公民館に"地域の縁側" コミュニティーカフェ開設

  • 2013.05.16 Thursday
  • 13:13
 静岡市駿河区の公民館に地域住民の誰もが気兼ねなく集えるコミュニティーカフェが開店した。高齢者の孤独死や、育児・介護による孤立などを防ぎ、地域の再生を図る場にと、5年ほど前から全国的に広がっているコミュニティーカフェ。専門家によると、公民館にコミュニティーカフェが開設される例は珍しいという。
 コミュニティーカフェが店開きしたのは、静岡市駿河区曲金3丁目の蔵屋敷公民館。西豊田地区社会福祉協議会(宮下能弘会長)が、「高齢化が進む地区で住民相互の絆を強め合える拠点を」と準備した。
 西豊田地区内には、旧清水市内で始まった地区社協が運営するミニデイサービス「S型(しずおか型)デイサービス」の拠点が3カ所ある。ただ、活動内容が限定されている上、一部地域の住民には地理的にも利用しづらかった。そこで地区社協の関係者らは地域の中心に立地する公民館に目を付けた。
 「カフェ蔵(くら)」と名付けられた交流の場を運営する同地区社協の青山文代副会長(72)は「地域の生活課題を支え合って解決できる“縁側”のような拠点に」と意気込む。
 開設に携わった県立大短期大学部の江原勝幸准教授は「公民館への開設はあまり例がない」と指摘した上で、「有効活用になり、近隣の人々が集える場所として一つのモデルになるのでは」と期待する。
 カフェ蔵の開設時間は毎月第4金曜日の午前10時〜午後3時。参加費は100円(幼児〜学生は無料)。世代を超えて誰もがお茶を飲んで談笑し、趣味の活動を楽しめる。

静岡新聞社 2013/5/15